乱れた一体感

病院からの帰り道、交通量が多いので一旦赤になると早々青にはならない
大きな信号で、青に変わるかどうかって頃に救急車のサイレン。
行きかう車全てが徐々に減速してなんとなく救急車の進路を確保したとこで
歩行者側が青。
車も人も自転車もみんなが救急車の通過を待っている中
一人のおばさんが、我関せずと自転車で渡ってった。


十分なスピードを維持したまま赤信号を
通過できるはずだった救急車は減速徐行。


その後も急いでる気配ないんだよ、このおばさん。
どんな人?!って追いかけてったら
そのまま今度は対抗2車線の車道の中央線上を後ろに車を従え
我関せずで走り続けてた。
撥ねられれば良かったのに(笑)。


救急車が接近してきた時、何の意思疎通もしないまま
皆が止まったり進路を確保したり減速したりっていう
無言の一体感がとても好き。
人間まだまだ捨てたもんじゃないなぁと一人で気持ち良くなってる。


自分が運ばれる時、自分の大切な人が運ばれる時のことを考えろ。
見知らぬ誰かが間接的に生きさせてくれてること結構あると思うよ。