鬼平徒然

一昨日、焼き直しというかリメイクの鬼平・高萩の捨五郎を観てて
『あぁ、播磨屋ももう年だ…。動きに迷いというか無駄なためがある…orz』と
落ち込んでいたのだが、昨日15年前の劇場版と題した鬼平の映画を観てて
『そう言えば、播磨屋は昔っから殺陣が下手だったんだった』と安心した。
ほんと、下手なの(笑)。


チャンバラって、簡単そうに見えるけど
刀一つ構えるのも、経験無い人はかなり難しいと思う。
で、構えられたとしても返せないの、刃を。
これは鎬の感覚がわかんないと、多分無理。
自分は真剣を触ったことが無いので、この感覚がわかんない。
だから、斬られ役の役者さんってすごいなぁ…と思う。
相手の技量関係なく、リアルな斬を演出する訳だから。
そういう意味では、テレ東の『逃亡者おりん』の福本清三さんはもうとんでもない。


話は逸れたけど、もう鬼平のリメイクはいいや。
彦十も佐嶋もお熊ばあさんだけでなく、ゲストで彩った役者さんも
軒並み鬼籍に入っちゃって、代わりは効かないし
生き残ってる役者さんも年を重ねて無理できなさそうな感じだと
観てるこっちがしんどい。


バブル期で無駄な演出も結構あるけど、池波正太郎直々の時代考査に演出チェックが
あったあの当時のドラマのDVD化で十二分。
贅沢言うなら、もうちょっと安くしてくれよと(笑)。


それにしても、今じゃあウンコみたいなあのフジが、よくもまぁこんなドラマ作ったなぁ…と。