押し売り

今朝、現場に行く途中に国道沿いの和菓子屋前でのた打ち回ってる
お獅子を見た。


秋祭りの時期になると、こうやってあちこちで獅子舞。


車で見かけるだけだった頃は、『継承されてるんだねぇ・・・』なんて感慨にふけってたけど
身近での話を聞いたり、町内回ってこられたりするようになると、話は別。


うるさいよ。


朝の8時前とかに、お囃子がチンドコチンドコ鳴ってんのさ。
月曜とか、マジ勘弁してくれっつーの。
せっかく現場終わって、ゆっくり朝寝できるって時に
チンドコチンドコうるさいわー!


もうちょっと、時間帯考えろよ。


かと思えば、缶ビール片手に軽トラに鐘積んでダラダラ歩いて動いて道塞ぐし。
『伝統』や『郷土芸能』なんて言葉で片付けさせないからな。


で、何より気分が悪いのは
『自営業者宅狙い撃ち』


ヤツラ、普通の民家の前でのた打ち回らないから。
絶対に商売してる家の前にしか行かないから。
なんでかっつーと、『地元の人間大事にしないとメシ食えなくなるぞ』ってな
笑顔の脅し。


しゃちょー実家では、『子供御輿がこの道を通ります。』ってな
知らせが回ってきたとのこと。
その文面の裏に潜む

だから、きちんと包めよ。

ってのも、きちんと書いとけ。


しゃちょー実家では、「朝からみんなで出かけちゃえ!留守にしちゃえ!」と
盛り上がったらしいけど、しゃちょーパパがあっさり知らせ元に乗り込んでった。


「で、いくら包めばいいんだ?」と
「いや、気持ちだから・・・」
「じゃぁ、1,000円でもいいのか?」と
「いやまぁ、それは気持ちだから・・・。あぁ、今度家の工事もお願いしようと思ってるから・・・」


なんだよ、気持ちって。
オトナ語だなぁ。


口頭での工事依頼と、クソガキのジュース代&取り巻きオトナの飲食代を
天秤にかけたところでねぇ・・・。


あのね、タカリだよ、立派な。
そんな鼻先ニンジンしなきゃ伝えられないようなもんなら辞めてしまえ。
法被に股引っつーのは、名誉でメシ食うぐらいの鯔背な気概の象徴だろ。
その心意気に惚れた人たちのお陰で、祭後に呑むビールが美味いってもんだ。