しやくそ

印鑑証明は、デパート上階にある市民センターとやらに取りに行った。
印鑑証明請求用のカードさえあれば、機械で交付できるってんで
待たなくて済む、はず。


でだ、機械左上部にあるタッチパネルで操作するんだけど
暗証番号もここで打ち込むのさ。
もちろん、後ろにも横にも壁もナンもない。
このタッチパネルのaffordanceをまったく無視した
筐体設計はなんなんだ、と。
暗証番号登録する意味なんかないじゃん。


で、交付されて視線を下に落とすと、受話器とテンキー。
『あぁ、このテンキーで暗証番号入力すればいいんだね』って
遅いわー!


おまけに、交付手数料350円。
これ、窓口での金額といっしょ。


あのさ、何のための機械なんだよ。
人的労力減らして効率を上げるためだろ。
普通は、手数料を若干でも下げて諸申請を機械に移行させて
人員削減とかのいわゆる行政のスリム化を行うってことなんじゃないの?
銀行行きゃわかんだろ、窓口よりもATMの方が手数料安いんだから。


まさか、機械の中で誰か座ってんじゃないだろうな。
(ガイダンスの声が合成音じゃなくて、生身の女性の声だった。)


バカだバカだとは思ってたけど、どうしようもないバカであることを確信したね。
加えて、この筐体作ったメーカもな。


個人情報保護法が施行されたけど、一番意識が低いのは
こいつら公僕だよ。
社保や区役所しやくその人間が個人的興味で
どれだけ個人情報垂れ流してることか。


セキュリティってなんだか知ってるか?


出てきた印鑑証明は、ドラムのメンテもしてないもんだから
トナーが紙の端にべーっと。
バカ。