中島みゆき

10年ぶりぐらいに、すっ転んだ。
正しく言うと、着地に失敗して靭帯が伸びている左膝が横移動して地面を掴めなかった。

右手で掴んでいたごとーさんのリードは痛みのあまりに手放した。
ごとーさんが脱走する焦りもあったけど、どうしようもなかった。


ごとーさんは、倒れている自分を振り返ることなく
トテトテトテ〜と、しゃちょーの方に向かって嬉しそうに歩いていった。
なんかあった時に、ごとーさんを頼りにするのは絶対にやめようと思った。


そして今
『道に倒れて誰かの名を呼び続けたことはありますか〜♪』が耳から離れない。


誰を呼べっちゅうねん。