伯父は前回の記事の3日後に亡くなった。
もっと生きてほしかった。

この年になるまで意識していなかったけど、伯父の考え方や生き方は少なからず自分に影響を与えていて、自分も無意識下で憧れてた。

義理堅くて、郷土を愛した伯父。
長い休みの時には帰省してこの地を堪能してた。
自転車であちこち周り、方言を面白がって地元の本屋を覗き何だろうなって本を買って読んでた。


そんな伯父にずーっと憧れていた。
伯父の書庫には難しそうな本がずらーっと並び、その合間にあぶさんなんかがあったりして、伯父の懐をこっそりと眺めているようで楽しかった記憶がある。
もう居ないんだな、その伯父は。

江戸川の土手をダンボールで滑ったことを昨日のことのように思い出す。
そして、今もそうやって滑りたい。

今の自分の基礎は祖父と伯父が作ってくれた。
それは間違いない。
明治生まれの祖父はただただ素朴に頑固に。
戦中生まれの伯父はただただ合理的に理論的で。

だから、伯父のようにいっぱい本を読んでと思いつつ積ん読が増える日々。